クローズアップ現代 NHK8月5日(水)放送 ペットは泣いている~激安競争の裏側で~: "右肩上がりの成長を続けてきたペット産業。そこに今、価格破壊の波が押し寄せている。不況の影響で消費が冷え込む一方、インターネットを通じてペットを販売する業者の新規参入が相次ぐなど、販売業者は増え続けている。このため、価格競争がエスカレートし、そのしわ寄せはペットを直撃している。コストを削減するために、繁殖犬に十分なエサも与えず、年に何回も子犬を産ませる"パピーミル(子犬工場)"と呼ばれる悪質な業者も登場。一方で、飼い主の中にも、安易な理由でペットを手放してしまう人たちがあとを絶たず、毎年、10万頭あまりの犬が行政によって処分されている。人間の都合に翻弄されるペットをどのように守っていけばよいのかについて考える。"またNHKは市場主義が悪いとか、グローバル経済が問題だとか、もっと規制を強化しなくてはいけないとか、そういう結論に誘導するのかと思ってみていたら、わりかしまともな番組だった。ゲストの動物愛護協会の人がいっていたように、ニッポン人の文化レベルが低すぎるというのが結論。
それにしてもこの番組のリードはいったい何だ。まるでトンチンカンじゃないかな。これはウケを狙ってのNHKスタッフの暴走か?それとも(大いにあり得るところだが)NHKとしてはそういう方向に番組を持っていきたかったのに、良識派のゲストのおかげでそれが果たせなかったと言うことか。
それとは別に、おいらとしては、たかが子犬や子猫に50万円ものお金を払うバカがいたことにおどろいた。今やその値段は数万円にまで下落しているという。それでも高い。イヌとかネコとかは、タダで貰ってくるものなのである。
同じことが、得意がって一個10万円のマンゴーやメロンを消費者に売り付ける農業関係者にも言えるのではないか。なんとか鯖や、○○マグロ、××産なんとかヒカリについても同じ。高値で売れるからといって、猫も杓子もみんながいっせいに算入する。もちろんバブルは長続きしない。待っているものは地獄である。バブルに踊っている関係者は、すべからく心してみるべき番組であった。「まっとうなものをまっとうな値段でたくさん供給する」……こういうあたりまえのことがあまりにも無視され続けてきた結果が、現在のニッポン農業である。人為的に作り上げたバブルに踊り狂うだけの産業は、必ず破滅する。
4 件のコメント:
http://www.ippyo.org/index.html
一人一票実現国民会議
今日、マネックス証券のCEOの日記で知ったんですけど、一票の格差を解消しよう、という立派な団体が設立されたみたいですね。具体的に何ができるのか今のところよくわかりませんが。賛同人の中には個人的に好きな経営者や学者がいるので頑張ってもらいたいです。
こういうのに賛同すると、地方切捨の都市住民の論理とか新自由主義者だとかなんとか、わけのわからないことを言われるんでしょうけどね。そういう連中には悪名高き(?)オリックスの宮内さんや楽天の三木谷さん、人材派遣の奥谷さんが賛同人に入ってますし。
一人一票実現国民会議。当たり前のことが当たり前に出来ていないのがニッポンシステム。さっそくおいらは「何人前」かチェックしてみると、参院選では0.2人前、衆院選では0.5人前との結果。泣けてきます。だから腕力が強いイナカモンに散々ぼられることとなる。都市貧民弱者は、もっと怒れ!
田舎のワガママを聞き続けてた結果、こうやってどんどん他国に差をつけられてしまうわけですね。韓国もかなりの勢いでさまざまな国・地域とFTAやらなんやらを締結してします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090807-00000012-yonh-kr
韓印CEPA正式署名、輸出品85%で関税削減撤廃
ニッポンを風靡するのは「みんな一緒に平等にビンボーだったらそれこそ望ましい」という「みんな一緒に清く貧しく」という思想(そのくせイナカにはとてつもない金持ちがいるのだな〜)。おかげで、国際的にいい仕事をして雇用を生み出して国民を食わせている大企業の経営者や幹部社員ですら、とても外国のお客は、恥ずかしくて自宅には招けないという生活ビンボーぶり。しかたがないからバカダカイ料亭に行って、また食材価格でノーソンにぼられてしまう。このシステムはどっかおかしい。
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